不動産の譲渡所得にかかる税率は、売却した不動産をどれくらいの期間所有したかによって大きく異なります。
所有期間が5年を超える不動産を売却したときの譲渡所得は「長期譲渡所得」。所有期間が5年以内の場合は「短期譲渡所得」となり、それぞれの課税方法が異なります。
短期譲渡所得では税率がきわめて高く設定されています。最低でも所得税40%+住民税12%の計52%と、実に長期譲渡所得の2倍です。
これは、所有期間の長い土地を放出しやすくして土地の供給を活発にする一方で、投機目的の土地取引を抑えて地価を安定させようとする狙いがあるためです。
それぞれの税額の算出方法は次のようになります。
(実際には、この他に条件によって、特別控除額があります)

●長期譲渡所得
所得税額={譲渡価格−(取得費+譲渡費用)−100万円}×所得税率(20%)
住民税額={譲渡価格−(取得費+譲渡費用)−100万円}×住民税率(6%)
●短期譲渡所得
課税短期譲渡所得金額=譲渡価格−(取得費+譲渡費用)
次の1、2のうちいずれか多いほうの金額が税額となります。
1 所得税額=課税短期譲渡所得金額×所得税率(40%)
  住民税額=課税短期譲渡所得金額×住民税率(12%)
2 (A−B)×110% ※所得税、住民税それぞれ算出します。
A=課税総所得金額+課税短期譲渡所得金額−特別控除額50万円)×累進課税額
B=課税総所得金額×累進税率