借り入れた頼や金利、返済期間が同じでも、返済方法が違うと返済の負担感が違います。
では、どんな返済方法があるのでしょうか。

1.元利均等返済と元金均等返済
公庫融資や年金融資などでは「元利均等返済」か「元金均等返済」のどちらかが選べます。「元利均等返済」は毎回の返済額が一定になるように元金と利息の割合が変わっていく仕組みです。
一方、「元金均等返済」は毎回の返済額に含まれる元金を一定にするという方式です。
それぞれ次のような特徴があります。

毎月の支払い 総返済額 元金返済
元利均等返済 同じ ※ただし変動金利型ローンでは、金利変動によって返済額が変わる 元金均等返済より多い 最初は少なく、後になるほど多い
元金均等返済 当初の返済額は多いが、返済が進むに従って負担が軽くなる 元利均等返済より少ない 均等返済

この表から分かるように、「当初の返済額は低く抑えたいというのであれば元利均等がいいでしょう。
ただ、元利均等の場合、はじめのうちは元金がほとんど減っていかないので、数年で買い換えを考えている人は、利息を少なく払って買い換え時に頭金を多く確保できる元金均等がいいと言えるでしょう。

2.ステップ返済を活用
ステップ返済は、返済を開始した当初数年間の返済額を低く抑えるというものです。公庫では撤廃され、いまは民間金融機関の一部に引き継がれています。
たとえば、1000万円を2.40%、25年返済で借りた場合、ステップ返済を利用しないときの毎月返済額は4万4350円となります。それがステップ返済を利用すると2万8630円と大幅に軽減されます。
ただし、6年目になると、利用したときは4万9610円といきなりアップしてしまいます。現在、教育費などで出費がかかるが、将来確実に負担が減るという人なら利用価値があります。将来の収入状況も視野に入れて慎重に判断するようにしましょう。

3.親子の力を合わせて返す2つの返済方法
公庫融資では借入資格のひとつに年齢制限があります。新築マンションのように最長期間が35年でも、60歳では20年、65歳では15年、70歳では10年までとなります。返済期間を伸ばすことができるなら、1回ごとの返済額が少なくなります。
そんな場合は、「親子リレー返済」を利用するといいでしょう。一定の条件を満たすローンの後継者がいれは年齢がいくつであっても借りられるし、最長の返済期間が活用できます。公庫融資だけでなく、年金融資や銀行ローンにも同種の制度があります。
一定の条件とは、たとえば次のようなものです。

1. 申込本人の子供で、定期的な収入があること。申込本人に子供がいないときは、申込本人の親族(配偶者を除く)でも後継者になれるときがある。
2. 年齢が70歳末満であること。
3. 申込本人と取得する住宅に同居すること。直ちに同居しなくても、将来の同居を予定している場合でも構わない。
4. 後継者は「連帯債務者」になること。
※公庫融資が挙げている条件の中から抜粋